目前に迫った「2025年の崖」とFAX業務

DX推進

「2025年の崖」とは?

「2025年の崖」という言葉、ご存知でしょうか?
通常の生活で崖に近づくことはめったにありませんが、間近に迫った2025年と崖というワード、あまりにもショッキング過ぎるのでこちらで掘り下げてみたいと思います。

「2025年の崖」は、2018年に経済産業省の「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」に初登場した言葉です。
このレポートは、2020年の「DXレポート2」、2021年の「DXレポート2.1」とバージョンアップを重ね、2023年7月に最新の「DXレポート2.2」が発表されて、その都度大きな注目を集めています。

「2025年の崖」の意味を正しく理解するために、先ずは2018年のDXレポートサマリーに記載された、冒頭の文章をご覧ください。

多くの経営者が、将来の成長、競争力強化のために、新たなデジタル技術を活用して新たなビジネス・モデルを創出・柔軟に改変するデジタル・トランスフォーメーション​(=DX)の必要性について理解しているが・・・​
既存システムが、事業部門ごとに構築されて、全社横断的なデータ活用ができなかったり、過剰なカスタマイズがなされているなどにより、複雑化・ブラックボックス化​。
経営者がDXを望んでも、データ活用のために上記のような既存システムの問題を解決し、そのためには業務自体の見直しも求められる中(=経営改革そのもの)、現場サイドの抵抗も大きく、いかにこれを実行するかが課題となっている​
→ この課題を克服できない場合、DXが実現できないのみでなく、2025年以降、最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が生じる可能性(2025年の崖)。

どうやらDX推進は待ったなし!間近に迫った2025年、崖から転げ落ちることがないように、いったい何ができるのか?FAX業務中心に考えてまいりましょう。

基幹業務に特化したクラウドFAXサービス
TransFaxは、クラウドFAXサービスならではの柔軟性と拡張性により、お客様の業務システムや業務形態にあわせて柔軟に適応することができます。 米国大手のFAXネットワークを使用しているため、セキュリティと信頼性が非常に高く、ミッションクリティカルな業務においてご安⼼してご利⽤いただけます。

なぜ、レガシーシステムがDX推進の妨げなのか?

DXを推進するうえで解決すべき重要な課題として扱われるのが「レガシーシステム」についてです。

レガシーシステムとは、新しい技術の登場で、過去のものとなってしまった技術や仕組みで構築されているシステムを指す用語です。1980年代に多くの企業が導入した、メインフレームやそれを小型化したオフコン(オフィスコンピューター)と呼ばれるコンピューターを使ったシステムを主にレガシーシステムと呼びます。

レガシー(legacy)という言葉は決して否定的な意味だけではなく、残していくべき遺産を表現するときも使用されますが、情報システムの用語においては、専ら否定的なニュアンスとなってしまいます。

2018年のDXレポートでは、約8割の企業が「レガシーシステム」を抱えており、約7割が「レガシーシステム」が自社のデジタル化の足かせになっていると伝えています。

経済産業省 2018年 DXレポート サマリーより抜粋

また、レガシーシステムがDX推進を妨げる要因としては、下記のような課題が挙げられています。

レガシーシステムが足かせと感じている理由には、「ドキュメントが整備されていないため調査に時間を要する」、「レガシーシステムとのデータ連携が困難」、「影響が多岐にわたるため試験に時間を要する」といったものが挙げられており、技術面の老朽化、システムの肥大化・複雑化、ブラックボックス化を解決していくための課題そのものが提起されている。

また、レガシーシステムの脱却のためのポイントとして、「クラウド・ファースト」が挙げられます。刷新後のシステムをクラウドサービスへ移行する企業が増えています。

FAXサービスと「2025年の崖」

さて、レガシーと聞いて、真っ先に浮かぶのはFAXではないでしょうか?
2019年に始まるコロナ禍の中、その対応の最前線となった医療や市区町村の現場で、対応の迅速化にFAXが妨げとなっているということで、「脱FAX」が叫ばれました。
上記に挙げた医療分野では、施設ごとにデータベースのシステムが統一されておらず、結局、患者のデータなどのやりとりもFAXで行われるというケースが、日本のみならず世界的にもまだまだ多いと言われています。
FAXの便利な点は「紙なのですぐに見ることができる」「手書きができる」「誰でも見られる」と、まだまだたくさん挙げられます。

このようなFAXの便利さを失わずにDXを推進するためには、クラウド型のFAXサービスの導入がお勧めです。
クラウドFAXサービスでは、取引先はまだ紙のFAXを使用していても、自社のFAXは電子データとして運用することが可能です。

さらにクラウド型のFAXサービスである「TransFax」は、他の文書管理クラウドサービスやAI-OCR等との連携がとてもしやすく、高い拡張性によりDX推進に大きく貢献するものです。

また、大規模なサーバー等の設備が不要なため、現在主流となっているアジャイル開発にも対応しやすく、スモールスタートや、部門や事業所単位で状況を見ながら横展開し拡大していく運用が可能なので、開発時のリスクを抑えることにも繋がります。

まとめ クラウドFAXサービスで『2025年の崖』対策を!

もしも、現在御社の企業間取引にFAXが介在しているのであれば、来るべき「2025年の崖」を乗り越え、DXを推進していくためにクラウドFAXサービス「TransFax」の導入をご検討ください。
FAXがDX推進の足かせにならないよう、TransActスタッフがお手伝いさせていただきます。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
TransFaxサービスにご興味を持っていただけましたら、下記の資料をご一読いただけますと幸いです。
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