FAXサービスの市場規模 アメリカ編

クラウドFAX

日本では新規コロナ感染者の数が減っており、今年こそ小規模であれ忘年会ができるのか?という時期になってきました。ただ世界的にはオミクロン株の感染者増など、まだまだコロナ禍が終わる気はしません。

こういう時期だからこそ、FAXサービスの新規導入や利用拡大などで業務の効率化を検討してみてはいかがでしょうか。

他のブログでも繰り返し紹介しているように、FAXサービスは、従来のFAX機やFAXサーバーに代わる、シンプルで費用対効果の高いクラウドベースのサービスです。あらゆる規模の組織に適しており、合理的なFAX送信プロセスを提供するとともに、全体的なFAX送信コストを大幅に削減することができます。細かい仕様等の案内は他のブログで説明させてもらっていますので、是非そちらもご一読下さい。

本ブログではFAX使用量が世界でもっとも多い国であるアメリカでは、FAX機やFAXサーバーの利用からFAXサービスへの移行がどの程度進んでいるか、またどういった業種などで需要があり、実際に使用されているのかなどの、現状をお伝えしようと思います。

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FAXサービス、アメリカ市場規模

世界的には日本よりも厳しいコロナ禍にありますが、アメリカでのFAXサービスの市場規模は、2020年の時点で5億7420万米ドル。さらに2026年には10億3400万米ドルに達すると予測され、9.16%の成長率が見込まれています。

そもそもアメリカ、カナダを含む北米市場はFAXサービスの世界市場の約56.21%を占める最大の市場になっています。ヨーロッパ全体でも22.26%なので、世界の半数以上のFAXサービスは北米で日々使用されているのが現状です。

またアメリカはIT先進国だけあり、FAXサービスを世界的に展開している大手サプライヤーのヘッドクオーターも多数あります。

FAXサービスが採用されている主な業種

FAXサービスを利用されているユーザーを大きく分けた場合、主に3つのグループになります。

  1. 個人/ホームオフィス
  2. 中小企業
  3. 大企業

その中でも、大企業でもってもFAXサービスが採用されており、2018年の時点で全体の約52.59%を占めています。企業規模が大きくなるほど、FAXサービス導入による、コスト削減、業務効率化の効果が高いという事が分かります。

業種別としては金融、保険、医療、製造、法律で多く採用されています。それぞれの業種でどのような需要があるかを下記に記載します。

・金融

金融サービス業界では、厳しい規制に対応するために、安全な通信への高いニーズがあります。顧客の機密情報を保護しつつ、様々な文書をやり取り、保存することが求められています。金融機関では、従来から紙を多用した業務が行われてきました。例えば、ローンのプロセスでは、何十枚もの書類を管理しなければならず非効率なプロセスで、時間とコストがかかり、さらに人為的なミスも発生するリスクがありました。これらをFAX送信サービス、受信サービス、さらにOCRなどを併せてシステム化する事により、安全に業務効率化を達成できています。

・保険

保険業界は、紙文章に依存した複数のプロセスが存在する上に、セキュリティ、プライバシー、ビジネスの透明性を管理する厳格な法律や規制の対象となっています。例えば、保険金請求処理では、複数の書類や電子文書(多くの場合、画像を含む)が必要となります。これらの大半を手作業で入力し、適切な請求に関連付け、安全に保管しなければなりません。あるグローバルの保険会社では、FAXサービスに切り替え、紙、郵便、手作業をすべて廃止できた例もあります。

・医療

FAX以外の文書などが電子形式であっても、互換性のない複数のシステムに保存されている場合が多いようです。受信したFAXなどの手動による入力ミスや紛失なども、万が一の際に命へと直結してしまう、非常にシビアの業務です。そのため、患者のプライバシーに関する情報の管理や、文書のやり取りの効率化などにFAXサービスが役立っている業種です。薬の処方箋など病院と薬局間のやり取りでもニーズが高いです。

・製造

発注書、出荷通知書、変更指示書などの業務において、多数の必要書類を業者間などでやり取りが必要です。ただし多くの企業が依然、手作業によるデータ入力や、紙媒体を多用したプロセスに大きく依存しています。FAX送信サービス、受信サービスやOCRなどを併せたシステム化する事により、安全で検索可能な電子記録として保存、ワークフローを効率化していく事が可能です。

・法律

すべての法的事件は、数百から数千ページの書類を生み出し、それらを適切なルートで 安全に送信・保管し、必要な情報を検索して 速やかに対応する必要があります。FAX文書に関しても手動データ入力などによる、多大なコスト、時間を消費しているのが現状のようです。FAXサービスは、紙文書の手動によるFAX送信やルーティン業務にかかるコストや負担を軽減する事が可能になります。

今後の見通し

前項でも記載しているように、FAXサービスの成長率はコロナ禍になっても減少しないとの予測がたっています。むしろ世界的には主要都市でのロックダウン、日本でも在宅業務が増加された事により、成長率はむしろ上がっているという実感があります。

FAX、紙文書を扱う業務において、FAXサービスへの切り替えが業務を適切に効率化する方法だと、数多くの業種の企業に認識されているのが現状です。

まとめ

FAXサービスのアメリカ、北米市場の状況について記載しましたが、日本においても大差はなく、高いセキュリティや様々なシステムとの連携を可能にするために、FAX業務をFAXサービスに切り替える事をお勧めします。

トランザクトが提供するTrasnsFaxは基幹業務に特化した、クラウド型のインターネットFAXサービスです。

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【出典】

著者名: QY Research

ウェブページのタイトル: Global Cloud Fax Market Size, Status and Forecast 2020-2026

URL: https://www.orbisresearch.com/reports/index/global-cloud-fax-market-size-status-and-forecast-2020-2026?utm_source=puja

最終アクセスの年月日: 2020年4月22日