FAXサービス ワイドスターⅡと連携(第3弾)

FAX受信

過去に2回(2021/10/29、2022/01/21)にわたり、

「ワイドスターⅡとFAXサービス(受信)の連携」したお話をさせていただきました。

今回は、第3回目で、新しい情報とさらに内容を深掘りさせていただきます。

TransAct ファックス受信サービス(ワイドスターⅡ対応)
「TransAct ファックス受信サービス(ワイドスターⅡ対応)」は、NTTドコモの衛星電話サービス「ワイドスターⅡ」と連携したFAX受信ソリューションです。 一般電話や携帯電話のエリア外地域でも、一般のFAX機器でFAX受信が可能です。

FAXサービス ワイドスターⅡと連携_船舶系のFAX利用事例

こちらでは第2種の船舶系の利用事例をメインに紹介いたします。
※第1種は陸上、第2種は船舶系の種別となっております。

 

・海図、入港の地図
商船やタンカーが入港するルートや着港地点や着岸地点などが描かれている図。

 

・荷役関連
「荷役計画書」や「積荷役協定書」。
積込みの際、貨物の状態や数量を確認し海上輸送された事実を裏付ける書類。

 

・運輸局関連
海上安全、海上警報発表、海難事故関連などの通知書類。

 

・漁業関連
魚市場の価格や、漁獲高などの書類。

 

また、ここ最近は北朝鮮からのミサイル発射も多く、水産庁などから多くの船舶へFAX通知されていました。

2022年 北朝鮮によるミサイル発射実験(2022/11/30現在)

1月:7回
2月:1回
3月:4回
4月:1回
5月:4回
6月:2回
7月:2回
8月:1回
9月:3回
10月:9回
11月:6回

10月は9回と多かったですね。

ミサイル発射自体はもちろん無くなってほしいですが、海上の安全のために「FAXサービス」を多く利用されており、その点は嬉しい限りでございます。

FAXサービス ワイドスターⅡと連携_衛星サービスセンター様情報

第2種(船舶)を主に取り扱っております株式会社ドコモCSに所属されている「衛星サービスセンター」様からのFAXに関する情報でございます。

主にFAXの利用に関して、ご意見をいただきました。

 

・FAXが無くならないのは、主に年配のお客様に需要があるから。漁協から船団に天気図などを送ることが多い。

 

・FAXを利用する理由としては、データ通信だと多くの費用がかかるに対してFAXは費用が安い。また、PCへの拒否感があり、メールは受信しなければならない、FAXの場合は紙として出るので手間が無い。

 

・代理店(オペレーターなど)では、支払い処理などのFAXが大量に届く。海運業界の中でもペーパーレスがなかなか進まない、FAXはそういう意味ではまだ無くならないと感覚がある。

 

船舶側ではFAXの文化がまだ根強く、また逆に、陸側はコロナの影響で事務所側に人がいないことも多く、FAXではなくメールで受けたいという需要がでてきている。

 

まだ船舶業界ではFAXサービスの需要があると実感致しました。
衛星サービスセンター様、情報をいただき、誠にありがとうございます。

FAXサービス ワイドスターⅡと連携
【体験談】ワイドスターⅡ端末を自宅で設置

前回は、弊社にてワイドスターⅡ設置の体験談に記事させていただきました。

今回は、自宅で設置した体験談でございます。

 

下記の画像は前回(マニアック編)と同じものを使用しております。

画像の左から、「衛星ハンドセット」「衛星FAXアダプタ」、「衛星端末」です。

 

 

基本設定は、衛星端末の「アンテナ面」を衛星の方向に向けます。
衛星の方向は「南」です。

 

衛星端末の調整の仕方
1.スタンドを止まるまでしっかり持ち上げる
2.スタンドの角度を戻しながら調整する
3.アンテナ面の方向を調整する

 

 

注意事項として、マニュアルの「お知らせ」にて下記の記載あり。

衛星端末は衛星の電波を受信しますが衛星を見渡せない場所(建物や街路樹のかげなど)ではご使用なれません。

ワイドスターⅡの担当者様からも「ビルや高い建物が多いところ、密集しているところは電波が繋がりにくい」と聞いておりました。

 

自宅はそんなに密集はしていないですが、高さのあるマンションが近くにあり、そのマンションが南方向にあるので電波が繋がるか不安な状況でした。

 

そして、問題なのは受信電波の圏内探し、これが大変です。

 

自宅のベランダの隅から隅まで、iphoneのコンパスアプリで南方向を確認しながら、
色々な場所で高さの調整、端末の角度の調整、方向の調整をしました。

どうにかこうにか電波の受信レベル1(MAXは3)の場所を探せました。

自宅で圏内場所があることを知り、ホッとした瞬間です。

 

しかし、別の日に圏内場所を探すと、
前回、圏内になった同じ場所でも、圏外ということが多くありました。
「季節によっても違う?」
「時間によっても違う?」
「天候によっても違う?」と
とても悩ませる日もございます。

 

そう、なかなか圏内場所が安定しません。

 

最初に繋がった場所で固定をすればいいのですが、端末を置く場所はベランダなので、
雨の場合、端末が濡れてしまうと破損する恐れや、強風があった場合、端末が倒れたり落下したりすると破損する可能性があるので、場所の固定(繋ぎっぱなし)はできませんでした。

 

基本的には1回1回、設置(圏内探し)をしております。

 

そんなある日、3時間くらい費やしても、圏内場所が見つからなかった時がありました。

その日は、ワイドスターⅡの端末再起動や、電池パックの取り外し、取り付けたり色々試しても、圏内にならないので、端末自体が故障しているのかとどんどん不安な気持ちが押しよせてきます。

「圏内場所があるのか?」、「端末が故障しているのか?」とドギマギしているとき、
試しにベランダの外(手すり壁の外)に、端末を南方向にかざしてみると、、、

なんと電波の受信レベルが「MAX3!」

 

自宅で初めて見た「電波の受信レベルMAX3!」

 

でも、それは厳密に言うと自宅ではなく、自宅の外。手すり壁の外。道路の上。空中です。

空中ですので、もちろん設置はできません。

悔しい思い、、、

ただ、「端末自体の故障ではない」という事が分かり、その点はとても安心。

 

 

この経験から、圏内にならない原因は端末自体ではなく、「設置場所の問題」という事を確信。

そこで、手すり壁の外(空中)のMAX3の場所から少しずつ、自宅のベランダ内に少しずつ移動していくことで、圏内場所が見つかりやすくなりました。
(雨の日はこの調整の仕方はできませんので、設置する場合は天気が良い事を祈るばかりです)

 

 

この方法で最近では、自宅でも、安定して受信レベルが2くらい(たまに3)の場所も見つかるようになり、とても嬉しかったです。

そして、自宅でも「ワイドスターⅡと弊社のFAXサービス(受信)がきちんと連携している」という事を実感でき、個人的に大感動でございました。

 

まとめ

今回はワイドスターⅡと弊社FAXサービス(受信)につき、新しい情報と深堀りした内容をご紹介させていただきました。ワイドスターⅡにつきまして、少しでも興味を持っていただければ幸いです。

トランザクトのワイドスターⅡのページはこちらになります。

ワイドスターⅡ、Ⅲの情報に関しましては、Docomo businessのページを参考にいただければと思います。

 

そして「TransAct ファックス受信サービス(ワイドスターⅡ対応)」の元となっておりますトランザクトのFAXサービスは、受信サービスだけでなく送信サービスもございます

FAXサービスに関しまして、ご相談、ご興味などございましたら、FAXサービス専門の担当者がお客様に最適なご提案をさせていただきます。

 

トランザクトは基幹系業務クラウドFAXサービスの専門企業として25年の実績があります。
FAXサービスご検討の際は、ぜひ下記の資料をご一読していただければ幸いです。