コロナ感染が落ち着くどころか、日々最多感染者数を更新している時期ですが、今までと違い行動制限などはされていないこの夏、皆さんはどうお過ごしでしょうか。
ちょっとした息抜きがてらに、トリビアとして本ブログに目を通していただけると嬉しいです。
FAXサービスの特徴や便利さなどについては、繰り返し当ブログなどでご紹介してきていますが、今回は投票、選挙等の場でFAX、FAXサービスは使用されているのか?を調べてみましたのでご紹介させていただきます。
日本プロ野球 オールスターゲーム
野球好きの方は、7月はオールスターゲームが開催される月との認識があると思います。
オールスターゲームとは、普段 セントラル・リーグ(セ・リーグ)、パシフィック・リーグ (パ・リーグ)という2つのリーグに分かれている12球団 (各リーグ 6球団)の選手の中から、ファン投票などによって選ばれた選手だけがプレーできる名誉ある試合の事で、最近は真剣勝負の場というよりは、野球のお祭りという印象があります。
歴史は非常に古く、まだ1つのリーグしかなかった1937年から開始され、現在と同様に2リーグ対抗の形に代わった1951年から数えても、今年が71回目になります。
オールスターの試合数なども当初は3試合実施していましたが、現在は2試合制になり、名称に関してもスポンサー名を冠する形に変更されています。そのため2017年からはマイナビオールスターゲームというのが正しい名称です。
コロナ禍において、2020年は中止され、2021年は観客数の制限などを設け開催されましたが、今年は3年振りに今までのような観客数が入り、福岡、松山の球場で実施され非常に盛り上がりました。
ファン投票はFAXでも可能?
オールスターゲームに参加できる選手を選ぶ方法は、主にファン投票です。
マイナビオールスターゲーム2022のファン投票について調べたところ、受付期間は5月26日(木)から6月27日(日)の約1ヶ月間であり、ファン投票の対象選手としては2022年支配下選手登録された選手である事 (支配下選手登録とは1軍で試合をするために必要な条件)、また投手であれば5試合以上登板または10投球回以上、野手であれば10試合以上出場または20打席以上など、それ以外にも細かい条件がありました。
さて、このブログのメイントピックであるファン投票の方法、FAXにて投票が可能かについてですが、結論から先に言うと残念ながらFAXでの投票は現在選択肢にありませんでした。
マイナビオールスターゲーム2022のファン投票方法は以下の3種類でした。
1.公式投票用紙による投票
公式戦開催球場や有名書店などにある公式投票用紙に記載し投票
2.郵便はがきによる投票
必要事項を書き込み郵送
3.パソコン、スマートフォンによる投票
無料会員登録をし、専用サイトにて投票する
この3種類の方法で投票総枚数はおよそ172万枚、有効投票数はおよそ2400万票。
今年、最多投票を得たのが、一塁手のカテゴリーの埼玉西武ライオンズの山川穂高選手で、およそ46万票でした。ラインオンズファンの私としては誇らしい結果です。ちなみに歴代最多はおよそ158万票で、2003年度の阪神タイガース 今岡誠選手だったようです。
他のスポーツのファン投票や選挙などの場合
上記のように、野球のオールスターファン投票の方法にはFAXがありませんでしたが、他のスポーツはどうか調べてみました。
Jリーグ
個人的にはあまり詳しくないので、ネットなどで調べた限り、オールスターゲーム(Jリーグオールスターサッカー)というもの自体が、2007年を最後に開催されていない事が分かりました。
また選出方法としてサポーター投票というのがありますが、投票の方法についてウィキペディアに下記のような記載があります。
“投票の受付は葉書、インターネット、携帯電話、FAXで行われるほか、一部の各クラブのホームスタジアムでも受け付けた。”
ただし、その根拠となるような公式サイトは確認できませんでしたので、本当にFAXでの投票が可能だったかは分かりません。またオールスターではないですが、Jリーグマスコット総選挙と言われるマスコットの人気投票が確認できましたが、Jリーグ公式Twitter、LINE、アプリからの投票のみとなっていました。
B.LEAGUE
日本のバスケットボールのプロリーグであるB.LEAGUEですが、野球と同じように年に1回オールスターゲームを開催しており、選手選考は主にファン投票です。
2022年度のファン投票の方法は「WEB投票」「スマコレ投票(スマートフォンアプリ)」のみとなっており、FAXによる投票は選択肢にありませんでした。
スポーツなどのファン投票だけではなく、選挙などの投票方法においてFAXが選択肢にあるかどうかも調べましたが、現時点でそういったものは確認できませんでした。
海外に目をむけて調べたところ、米軍の海外駐留兵が選挙に投票する際、選択肢としてFAXがある事は確認できましたが、世界的に見てもFAXで投票などをおこなっているケースはほとんど存在しない事が分かりました。
まとめ Why not FAX?
日本の一般家庭でのFAX普及率は下がっておりますが、年配世帯を中心に依然自宅でのFAX使用がある中、なぜ投票方法にFAXでの投票が含まれないのか?それぞれの団体の真意は分かりませんが、想定できる一番の理由は以下になるのかなと思います。
やはり大量のFAXを受信するために、複数のFAX番号を一時的にでも用意しなければいけない、物理的なFAX機の準備やサーバーなども必要になるでしょう。
これらのハードルは非常に高く、FAXが投票方法として採用されない理由だと思います。
もしFAXサービスを使用してFAX受信を考えた場合、回線数を多数契約する必要はありませんし、独自にFAX機、サーバーを所有する必要もありません。従量課金制のサービスを選択すれば、最低限の維持費で1年に1度の繁忙期などにも対応できるキャパシティを確保できます。また受信したFAXもOCRサービスなどと連携すれば集計作業なども断然楽になるはずです。
是非、選択肢の一つとしてFAXサービスを使用したFAX投票も候補に加えて欲しいと思います。 運営に関わる方やFAXサービスに少しでも興味を持たれた方は下記から資料ダウンロード、及びトランザクトホームページよりお気軽にお問合せ下さい。
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