FAXサービスはAPI連携できるもの?

API連携

こんにちは、トランザクト営業部の菊池です。

皆さんはAPIという言葉を耳にしたことはありますか?
なんとなくは知っているけど、あまり詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。
今回はFAXサービスとAPIについて触れてみようと思います。これからお話するAPIについては、FAXサービスを利用する為の一つの手段という風に捉えていただければと思います。

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FAXサービスでAPI連携するメリットとは?

FAXサービスとAPIで連携することでどのようなメリットがあるのでしょうか?APIと一口にいっても、開発環境やプログラミング言語がものによって異なりますが、APIを使うことで、開発工数を抑えつつサービスを利用することができるというメリットがあります。

FAXサービスの場合メール連携できるサービスがあったとしても、メールサーバーの負荷等の理由から利用が難しい場合もあります。そういった課題がある場合にもAPI連携は非常に有効です。

FAXサービスをメールで利用する際に受け取る、結果通知メールとは異なり、API連携を活用することでFAX送信途中のステータス確認。例えば「1回目の送信は話中。2回目の送信(再送)を実行している」といった経過の情報を取得することができたりします。業務要件によっては「FAXの状況について宛先から確認の問い合わせが入る」というケースもあるかと思います。そういった場合にも、非常に便利なFAXサービスの連携方法となっています。

また、基幹システムや他のサービス、社内で使っているソフトウェアと連携させたいといったご要望から、他のシステムとの連携することができるAPI連携を選択されることもあるかと思います。業務で実現したいことや、目的に応じてFAXサービスとの連携方法を考えてみても良いかもしれません。

そもそもAPI連携って?

APIという言葉を聞く際に「WEB-API」というキーワードも耳にすることが多いかと思います。実はこの二つは同じ言葉の意味になります。何故かというと、APIはWEB上で通信して利用することが多いので「WEB-API」とも呼ばれることがあります。
API連携は、その言葉の通りAPIを使ってシステムやサービスと連携することを指します。

API連携、APIの種類について

API連携でシステムやサービス、ソフトウェアと連携ができるということはFAXサービスもAPI連携が可能なのでしょうか。

API連携といってもいくつか種類があります。代表的なものを例にあげてみましょう。

JAVA

「ジャバ」と呼ぶプログラミング言語です。

JAVAの特徴として、パソコンのOSやCPUを問わずにソフトウェアを開発・動かすことが可能です。JAVA仮想マシンがインストールされていれば動かすことができます。

WEBサイト上のコンテンツでも使われており、とても使い勝手の良いプログラミング言語です。

.NET(.NET Framework)

「ドットネット」と呼ぶMicrosoftが開発したアプリケーションを開発・実行する環境のことを指します。

プログラミング言語ではなく環境という表現になりますが、これは.NETが生まれた以下の背景が関連しています。

マイクロソフトは2000年に「Microsoft .NET」という構想を発表しました。

これは現在の.NETとは少し異なり、様々な情報デバイスがインターネットを介してつながる世界をイメージした、Webの基盤となる技術要素をマイクロソフトが提唱したものです。マイクロソフトの経営戦略と考えると分かりやすいかもしれません。

この構想を支える技術としての通信仕様を提唱し、通信仕様に対応したソフトウェア開発環境として「Visual Studio .NET」が発表されました。これが今の.NETの原型となっています。しかし、マイクロソフトの思惑通りには通信仕様が普及していかなかったため、Microsoft .NETという経営戦略はあやふやな存在になってしまいました。

通信仕様は普及しなかったものの、Visual Studio .NETについてはWindows系アプリケーションの開発環境としてそのまま使われ続けました。各種のライブラリや基盤となるフレームワークなどもあわせて提供されており、それらをすべて含めた開発環境が.NETと呼ばれ、今では.NETというと.NET Frameworkを指す言葉として呼ばれるようになりました。この様な背景から、言語として考えるよりも環境という言葉が.NETを説明する上でしっくりくるかと思います。

そんな.NETの最大の特徴は複数の開発言語に対応しているということです。

Visual C++、C#、Visual Basic、Visual F#、Python、Jscript等に対応しています。しかしJavaやPHPのような言語に対応しているわけではなく、あくまでマイクロソフトが推奨する開発言語が共通で利用可能なのです。

JAVAのようにどんなOSやCPUでも対応できる、というわけでないのでそこがJAVAとの大きな違いとなります。

クラウドFAX送信サービスの各種システム連携
クラウドFAXサービス「TransFax」は、帳票やOCRといった様々なアプリケーションと連携させることができるため、短納期で業務に適したFAX環境を構築することが可能です。

FAXサービスとAPI連携させるにはどうしたら良い?

「API連携のメリットはわかったけど、実際に使ってみないと実感できない」

「どのAPIを使って開発するのが良いのか記事を読んだだけでは、イマイチわからない」

そう思われ方もいるのではないでしょうか?実際にどのように動くのか、何ができるのか触ってみないとわからないことも、多々あるかと思います。

API連携が可能なFAXサービスでは、FAX通信を実行するためのサンプルAPIを用意しているケースがあります。問い合わせ窓口や営業担当者に問い合わせることでFAXサービスのサンプルAPIを公開していますので、是非問い合わせてみてください。